無限のリヴァイアス:イリュージョン


「祐希、ちょっと先に行っててくれないか」
アレクは、あっちにいる友達と話すことがあると付け加えて言った。
「・・わかった」
祐希からアレクが離れた。
ちょうど振り返った時、いかにも不良といった三人組が祐希の前に立ち上がった。よく祐希にいちゃもんつけてくる奴らだ。
「ようっ、相葉。お前なにへらへらしてんだよ、お前ってそーゆう奴だったんだぁ」
にやにやしていて、嫌な笑いかただ。
「・・何が言いてんだよ。オレが誰といようとてめえらと関係ねえだろ」
「お前、前ラリィにいってたよな。他人と群れる奴は弱虫だって」
「相葉くん、弱虫になったんだー・・」
ククッ・・
「てめえ・・・!」
祐希が三人組の一人に殴りかかった。
バキッ・・!
「見ろよ、ケンカしてるぜ、あそこ」
近くを行き帰りしていた生徒たちが今始まったケンカをみせもののように祐希たちの周りに集まり始めた。
バキッ・・、ドカッ・・。
「何やってんだよ、祐希」
昂治だ。
「うるせえ、兄貴はだまってろ」
祐希の手にはぼろぼろの顔になった奴の胸ぐらが捕まれていた。

「おおっ、これが最新作のゲーム?」
「そーだよ、アレク。サバイバルでジャングルなんだ」
「ミケランジェロのいってる意味はわからんがおもしろそうだな。でさー、あのネットナビはどうにかなんないのか」
「僕の趣味を疑うのかね、アレク君」
「・・・。いや、別に・・」←心の中では疑ってる
ミケランジェロのメガネがきらりと光る。
「オレ、部屋にいくわ」

なんだ、あの集まり?なんかやってんのか、やけに騒がしいけど。
「何やってるんだ?」
周囲の一人に聞いてみた。
「あー、ケンカだよ。相葉兄弟の片割れの」
「片割れ?」
って、祐希じゃん。
それに昂治もいる。昂治の奴おろおろしてる。右ほほを押さえて・・。
大変だな、兄弟って・・。
で、ケンカの様子だけ見るとまだまだ続きそうだな。
アレクが人ごみを抜けて、昂治の横を通りすぎた。
「あ、おい、アレク。危ないぞ」
「・・・・」
聞いてないのか昂治を無視して、ケンカしてる二人の間を割りはいって行った。
祐希とケンカしている相手の拳をつかんで、アレクはにこっと微笑んだ。
「なんだ、てめえは・・。邪魔する気ならぼこるぞ」
アレクを睨んだ。
そして、祐希の方に顔を向けた。
「祐希、先に部屋に行っててっていわなかったけ?」
「邪魔すんな、アレク。こいつ完璧にやんねえと気がすまねえ」
「あ、そう?じゃ、こっち終ればオレのほうに来てくれるんだ」
「・・は?」
アレクはそう言うと、ゆっくりと相手の方に顔を向けた。
「やんのか、てめえ・・」
「うん。そーだよ」




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鳥乃 > 祐希…アレク君に指図されるのは腹立たないのか?(笑) (2002/04/02(Tue) 23:02:10)
すぴんねっと > これであっさり負けたら笑えるのですが(笑) (2002/04/10(Wed) 02:06:54)
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